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2008年3月5日水曜日

インドネシア、家禽類の強制処分に着手・鳥インフル拡大阻止へ

インドネシア政府は4日、H5N1型の鳥インフルエンザの感染拡大を阻止するため、放し飼いの鶏など家禽(かきん)類の強制処分に乗り出した。同国の感染死者は105人で全世界の4割超を占めているが、自宅で鶏を放し飼いにしている住民が多く、感染拡大に歯止めがかからない状況だ。

 農業省とジャカルタ特別州政府は同日、首都南部で放し飼いの鶏1500羽を焼却処分した。今後も同省は州政府に未登録・未検査の放し飼いの鶏やアヒルの強制処分を逐次実施し、1羽当たり1万5000ルピア(約170円)の補償費を支払う。同国では今年1―2月で鳥インフルエンザ感染で11人が死亡した。

NIKKEI NET(日経ネット):アジア・他 ニュース -アジアやアフリカ関連のニュースを速報
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20080304D2M0401I04.html



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2008年2月26日火曜日

新型インフルエンザの感染様式

 インフルエンザは全ての感染症の中でも、もっとも感染力の強いものの一つですが、感染しても全ての人が発病するわけではなく、免疫のない人、またはあっても非常に弱い人が主として発病します(発病しても症状が軽い場合は、感染したことに気づかない場合もあります)。しかし新型インフルエンザの場合は、感染した多くの人々が発病すると考えられ、WHOでは人口の25%程度が発病すると推定していますが、研究者によってはさらに40~50%もの発病率を推定している場合もあります。

 新型インフルエンザを発病、または潜伏期間内にあっても発病直前にある人は、気道や鼻道から、ウィルスを含んだ粘液や剥がれた粘膜を飛沫物質として、クシャミや咳により、1メートル前後周辺に飛散します。また、ある研究によると、咳やくしゃみの際に生じるジェット気流で目に見えない細かい粒子は、時速130キロ以上の速度で10メートル以上飛散するようです。飛散中にそれらは水分を失うことにより飛沫核(エアロゾル)となり、長時間空中に浮遊し続けることになります。

 側にいる人にはウィルスが直接顔や衣服に付着すると同時に、呼吸と共にウィルスが気道の中に吸い込まれます。これは飛沫感染と呼ばれ、遠くまで飛び散ったウィルスがしばらく空中を漂っている間に感染する様式は、飛沫核感染と呼ばれ、空気感染とほぼ同じ意味を持ちます。空気の流れに乗ってウィルスが拡散してゆく危険性があります。

 一旦物の表面に付着したウィルスは比較的長時間生きています。ステンレス等の硬いものの表面では1~2日間生きているといわれます。ティッシュ、衣服、紙、ソファ等の柔らかい物の表面では8時間程度生きているようです。これらは英国保健省が明らかにしています。このような事実から考えると、インフルエンザウィルスが付着したと考えられる物の表面は、頻回に消毒する必要があります。



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2008年2月24日日曜日

新型インフルエンザとは


患者の遺体から見つかったゲノムより復元されたスペインかぜウイルス



 新型インフルエンザウイルスとは、鳥類等のインフルエンザウイルスがヒトに感染し、ヒトからヒトへと簡単に感染できるように変化したもので、このウイルスが感染して起こる疾患が新型インフルエンザです。

 このような例の一つとしてスペイン風邪(スペイン・インフルエンザ)(1918年-1919年)があります。世界では人口の25~30%が罹患し、4000万人が死亡したと推計されており、日本では2300万人が感染し、39万人が死亡したと記録されています。その記録から、大流行が起こると多くの人が感染し、医療機関は患者であふれかえり、国民生活や社会機能の維持に必要な人材の確保が困難になるなど、様々な問題が生じることが考えられています。


特徴

 感染力が強い
 元々インフルエンザウイルスは他のウイルスに比べて感染力が強いです。ウイルスは感染力が強く急速に広く拡がるタイプと、感染力が弱く時間を掛けてゆっくり拡がるタイプがあり、インフルエンザウイルスは前者です。
 これは、インフルエンザウイルスがRNAという遺伝子で増えるためで、突然変異が起こりやすく、次々と抗原が替わってそれまでの免疫が働かないためです。
 1918年のスペイン・インフルエンザの時は、世界人口の1/4~1/2がかかったと言われています。

 死亡率が高い
 現在散発しているH5N1型は強毒性で、死亡率60%です。つまり感染すると5人の内3人は亡くなるのです。
 しかしこのままでは死亡率が高すぎて、かかった人が周囲の人に感染するひまなく亡くなってしまうので流行にはなりません。この死亡率がウイルスの変化によって10~20%に低下すると、感染爆発が起きると予想されています。

 10~30代の死亡率が高い
 感染症というと高齢者と乳幼児の死亡率が高いのが常識です。しかし新型インフルエンザの場合はそれと異なり、10~30代の若くて健康な人の死亡率が高いです。これは、「サイトカイン・ストーム」という免疫の過剰反応によるものです。現在、10代の死亡率は73%です。


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